全てはミクさんと暮らすために:その一「6/6:下準備とプレイベントなど。」
あの子と一緒にイベントに行って遊ぶのはほぼ恒例行事となりますが、VOCALENDARを見ても分かる通り、こちらの有限の資源で参加できるイベントはのは非常に少ないです。投資と効果を考えないと行けないし、選ぶのも経験則となります。
公式ライブはほぼ最優先ですが、結果的こちらがイベントの中に占める成分も考えることになりました。その結果は2012年の大感謝祭はLVにで、「ボカ見」を選んで、超会議を飛ばして「みらいのねいろTW」にした。
大感謝祭を逃したことを補足するために「夏の終わりの39祭り」、「イーハトーブ」「さっぽろ雪ミク祭り(あれ?)」「和歌山関西ミクパ」に行って、また「みらいのねいろTW」に戻る。
この原則を見たら、自らイベントの手助けにもなれる「みらいのねいろ」関連は最優先事項となることがわかる。歌わせてもらえないうちのミクさんが喜ぶ事は、大体こういうことですから。
恒例の飛行機搭乗中写真。「人が寝ぽける姿を撮らないてぇー」
今回の記事はボカコン参加記となりますが、内容は下準備も含めた数日分となります。
適当に日単位で分けますからよろしくお願い致します。
1. 「6/6:下準備とプレイベントなど。」
「みらいのねいろTW」の内容は現状「日本から持ち込んだコンテンツ」がメインとなりますが、今回導入したOculus Riftは唯一、日本のボカロクラスターでは持ち主があまり見当たらず、こっちが唯一「持ち込める」モノとなります。
補足:現状ツイッターで見当たれるOculus Riftを持つ人のリスト
https://twitter.com/xanxys_/or-dk1/
「Oculus Rift DK1を所有してるひと」現状24人https://twitter.com/GOROman/oculus-vr/
「Oculus VRに興味がある方々」現状31人
ここまで見れば分かる通り、今までのイベント選択原則を照れ合わせると「コレは行くしか無い」事になる。が、実際相談するのはかなり遅く(例えば前回のブロマガのあとで実は伝わってないことが発覚!!)、あとはPCの持ち込みが困難とか、実際やるには数々の難題が伴う。
幸い、WVC側非常に前向きで対応してくれましたし、相談を乗ってくれたあぷろさん(@elfmimi)のおかげてPCの用意ができました。
その前確認のために、あぷろさんの会社にOculus Riftを持ち込み、ぷち体験会を行うこととなりました。個人情報なので会社と写真など今回は伏せますけど、ゲーム関連会社である。開発者の集まりであって、前の二回とは得られる情報量はかなり違うことになりました。あとは体験人数の割にかなり長時間となりましたから、細かく整理することも出来ました。
そして、「開発者から見ると、問題点はどこにあるか。」あえて言うと、Oculus Rift自体は素晴らし過ぎで、今まで見落としたVRにある課題が浮き上がる事のが問題です。
インタフェースデザイン、ゲームプロセス、ステージ構成など、今までの既存ゲームをただ表示方式をOculus Riftにだけ対応すると、良い体験にならない。方法論を洗いなおすことになる。
例えば、当日体験てきたのは公式のTuscanyデモに、VRシネマ、ミクさんと会えるデモ、Half-Life2とフライトシミュ系2つ試せました。
Half-Life2は「FPSのくせに面白いな」という評価が得られてすごいことになってる。日本人は大体、アメリカのFPSが嫌い人が多いが、VR表示にするだけで面白さが全然違うことに。
で、Half-Life2では開発元のValveも公式でOculus Rift対応を果たしたから、コレで万々歳となるか。
そうでもないようです。現状FPSの表現ではコントローラでステージ上で行う水平と縦の直線移動することがアタリマエのことになってます。目の前の一角を占めるスクリーンでの表示ではあまり問題にならないけど、立体視の上に視界の大半を占めるHMDとなると、脳が処理する大量の視覚情報が、座ってるのままですから実際は全く移動していない三半規管からの情報は不整合が起こり、脳の視覚部にプレシャーをかけることで、頭痛くなります。
コレは普通の映画館の3D酔いとの成因が違ってます。映画は大体、単一視点で作成したコンテンツとなりますが、つまり座席の中央あたりに座らないとスイートスポットにならない、その視覚的差は結局目が吸収することになり、絶えずにフォーカスを合わせてるから、眼の筋肉とかが疲れる、眼圧が上昇、ついでに脳の視覚部も疲れる。
Oculus Riftは目に負担かからないのため、純粋に脳が視覚の情報に追いつけないから酔う。ただ前進するにはあまり問題にならないのはそのためです。それを回避するなら、三半規管に一致する情報を与える(=体が映像の動き方と同じく動く)ことになります。
似ていた話ですが、周囲モニターのある戦闘機のフライトシミュレータはローリングなどの高機動はよくやりますから、同じく酔いやすいとされて、大体30分で強制休憩となります。民生機ではそこまで動かない上に動作もローリング以外はシミュレート可能ですから入ってる故に、画面と体感の動きとの同期してるからそういう制限がありません。
First LAWという宇宙戦闘機系デモでは、操縦席のサイズ感はとっても良い。目の前のボタンが押したくなる。典型的回ると酔うタイプなので慣れる前に動きまわると辛いが、撃ち落される前に操縦席一回り見るといい感じでした。
http://rjevans.net/firstlaw
First Law: Test Builds
ただ、逆に言うと、シーンに同じく階段があるけどVRシネマではそんなに酔っちゃう酔っちゃうの声が聞いてませんでした。暗いからそこまで負担にならないのかな。興味深いです。
あとは、Tuscanyデモでは原因不明の表示遅延があって、部屋の中で移動するとかステージを上がるとかすぐでも頭痛くなります。そのためプロデューサーさんの嫁さんを含めて30秒くらいでノックアウト。
確かに同じゲームもVRで見間違いくらいの面白さになるが、操縦方式は徹底的見なおさないとかなり辛くなるし、他にVRと通常プレイヤーの共存もおそらく出来ないだろう。(VR側は明らかに制限が多い)
他に、今回はOculus Riftの他にRazer Hydraも持ち込みましたが、使えるのは公式のTuscanyデモしかなかったし、キャリブレーションの説明はわかり辛かったので、Tuscany自体の表示の問題もあって、この時点でボカコンでは入れないようにするほうが良さそうと考えました。
3Dではないですが、当日は上記の他に「Oculus Street View」も試していて、こちらも大好評と得られました。
http://oculusstreetview.eu.pn/
Oculus Google Street Viewer
WiiU Game Padもジャイロが入ってるのため、Street Viewアプリで比較されますが、やはり視界の広さは段違いから3Dではなくでも「そこにいる感」はかなり違ってくる。特に建物のサイズ感がわかるのはかなり大きいです。が、あとでボカコンの展示場ではネット繋がらないが判明して当日入らない事になった。惜しい。
さて、肝心のミクさんですが、一望できる水面にミクさんだけ居るというシーンだから、上下することができるけど、映像面での変化は激しくないから、カワイイとか(きわどい服だから?)恥ずかしいとかを述べる余裕があって、酔うの声がなかった。本当に構成は大事ですね。目が合う体験は新鮮という声が非常に多かった。
「みらいのねいろTW」では担当が違うのため、日本人以外のレスポンスを聴く余裕がなかったからありがたい。ここまで整理してみるとミクさん以外にVRシネマまではよさそうです。
その後、あぷろさんはこのために車での搬入を申請したのため、Oculus RiftとRazer Hydraを託して、切り上げるまで皆さんにいっぱい楽しんでもらいました。