全てはミクさんと暮らすために:その二「6/7 出発前日の某パン屋」

今回持ち込んだモノは他に、ポスターと限定ペーパークラフトのスペアをも用意しました。パン屋に送る分も用意して、パン屋デビューのため前夜は旅館からハサミとカッターを借りて、一体の梅ミクさんを予め作り上げ、次の日パン屋に持ち込むことにしました。

コトリパン屋はある意味憧れでもあります。評判のいい歴史のある店にセンスのあるオーナー、そこから産まれる人と繋ぐ文化を育つ心。違うかもしれませんけど、私みたいなド素人の中に浮き上がるのはセーヌ川沿いのカフェのイメージです。

あえて言うと自然発生したこの店が存在する背景を考えると、社会インフラを整備して、数十年の時間をかけてようやくここまで漕ぎづけました事がわかる。「今日も日本は平和です。」というタグは、それだけで羨ましいです。あそこで一緒に居るだけでどれほど素敵なのか、と思ってうちの子をいっぱい連れていて写真を撮ることにしました。

ただ、さすがに名声はあちこち届いて、「ミクさん」を見るために寄せてきた人も増えるかもしれませんから、「許可」を取る必要があるかという考え方が。一般的企業のコラボとは違い、積極的ミクさんを前に出すわけでもないから、現状これくらいで許可をとる必要ととなると思えないし、積極的ミクさんを前に出すといわれると現状の業態とかけ離れると思うし。本当にちまちまで趣味でやるから育つよね文化で。こっちは商売ではないですし。

店の人によるとコトリさんは午後で戻ると聞いて、梅ミクさんをそこに置いていて、待機するために近くのカレー屋でご飯にした。

午後は楽しいご歓談となり、夜辺りで荷物整理して、パンの入るところを確保するという約束になりました。そして店を閉める直前でもう一度立ち寄りました。夜深くわけではないですが、それでも商店街のタイミングではないから、周りがそれなりに静かです。コトリさんは素材の下準備をしている。

しばらくしたら、コトリさんがプロジェクターを持ちだして、ミクさんの投影の話にしました。まぁよく考えると「普通のパン屋さん」にミキサーとかJBLのスピーカーとかを用意することはまずありえないですね。明らかに音楽演出のために用意したモノです。

今までの写真を見せてもらって、確かにパン屋ではあまりない客席が欲しくなるだが、それが用意してないのは業態の違いと、元々商売のためではないモノがよく分かる。音楽ライフの交点を作り、素敵な出会いをもたらす。飾ってるのはみなさんがさらなる出会いを期待して、そこに委ねた自らの世界の結晶である。

そこに彼女が、静かに座って歌い上がる。この景色はいつになったら故郷でも見られるのか。さらなる努力が必要だ。

ちなみに、大きいGIF置けないからG+に置きましたー