Moresampler ができること(0.6.3準拠)

Moresamplerが出来るのは

1. wavtoolも兼ねることで、原理的位相最適化を自動的行う。
2. moreconfig.txtの設定で
*「44100Hz~192000Hz、8/16/24/32bit」の出力選択が可能
*全域伸縮もしくはループを強制(通常はオート、ノートにあるフラグが優先)
*同時にWAVも出力出来るが、他所のWAVTOOLの性能を超える場合も
*ログファイルを有効して、問題箇所を探せる(この場合開発元に送ろうね)
*分析機能を最適化して、困難な原音を挑める(玄人向け、ここでは無視する)
**例えば音源の中のフォルダーごとにmoreconfig.txtを置いてそれぞれ最適化する高等技術も

3.多彩なフラグ

やっていたうちにMoresamplerのフラグ群はしばらくResamplerの中に一番多彩となった、だと自負してます。

現在サポートしていたのは以下のフラグ:

>既存互換フラグ:g,t,P、A、b、e
gフラグ:レンジは-100~100、デフォルト0、+で男性/オトナ的、-で女性/ロリっぽく
tフラグ:レンジは-1200~1200、デフォルト0、音程微調整、1=半音の1/100
Pフラグ:レンジは0~100、デフォルト86、ピークコンプレサー、本家Resampler.exe準拠
Aフラグ:レンジは-100~100、デフォルト0、音量モジュレーション。リアルなビブラート作成に有用
bフラグ:レンジは-20~100、デフォルト0、無声音成分を強調/低減する
eフラグ:強制伸縮フラグ、(なお、Meと:eの場合が強制ループ。)

>Moresampler 拡張独自フラグ。二文字、Me以外使い所は音作りに集中する。
>Mt、Mb、Mo、Md、Ms、Mm、ME、Me
Mt:緊張感の有る/なしの声に。レンジは-100~100
Mb:息成分を増減する。100にするとウィスキーボイスに。レンジは-100~100
Mo:発音時の口開け具合を増減する。レンジは-100~100
Md:ドライさ、このフラグの効果はかなり微妙で。高周波(6KHz帯域)の方が使えられそう。
Ms:安定感。レンジは0~10。デフォルトは0
ノートの出音がちょっとした雑音のある場合は増やして安定させることが可能。**機能自体はanalysis-anti-distortionと一緒なので、雑音が頻発する場合moreconfig.txtでこの項目を有効するのも手です。
Mm:旧来の発音モデルと行き渡りする。0.3.0以前で使用されたモデルとそれ以降で使用された最新のモデルの間で補間する。レンジは0~100、デフォルトは100。
ME:フォルマントを強調する。マイナスすると声がボケる。レンジは0~100、デフォルトは0。
Me:強制ループフラグ。前述通り。

なお、本家サイトにサンプル音声が上げられるためオススメです。