全てはミクさんと暮らすために:その三 「6/8 バスツアーとボカロ列車」

東京駅の近くに集合して、長距離バスを乗って会場に行くという案内となりました。リストを見ると顔知りはさすがに多数です。夜行バスなどに以外、首都圏にいる限りバスを乗るチャンスは少ない上に知り合いと乗るのはさすがに「修学旅行っぽい」けど、そもそもうちから見ると修学旅行ってアニメの中だけの都市伝説でしょうね?!と言いたくなります。そもそも荷作りは二時まで寝てないのに5時で飛びあげましたけどこのノリは修学旅行の学生さんですね(汗)

実際東京駅はあまり行ったこと無いから、迷うことかもしれないという状況を想定して早めに行きました。スーツケース2つで東京駅に入り、八重洲口まで運ぶことまでがネックですが、ホームから出てすぐ目印があってすんなりに行きました。あとは案内を見てる間で進み、駐車場に辿り着く、時は七時半頃。顔思い出せないとか、知り合いと出会わなくでどうしようと思ったら、直後はミクパTシャツを着ていた落選P(@Radish_farm)から声かけてもらっていて一応安心。この時はやはりTシャツはいいですね。(汗)


8時30分の時点で集まった人はやはりいつものメンツって感じでしたが、実際名前との繋がりはやはり不完全って感じで、「知ってる」という反応を見せないと声かけ辛いかもしれないから、今考えると「もうちょっと積極的知らない人にも声かけるべき」だったわー実際サービスエリア到着まで、ツイートする時間もかなり分けてるし。

ツイッターを見る理由は、半分くらいは「音楽の作り手不在感のボカコンに意味見いだせない」という話となります。

ただ「自分の世界を見せる」ことが前提の、(作曲と作詞両方含めた)音楽の作り手はある意味、映像作家と絵師さん、更にMMDerと技術部などと比べて、ボカロという交点自体との繋がりが遠い。発端ではあるはずですが、視覚ではないと抽象的になるので、ボカロと積極につながらないと、瞬くの間繋がりのない「ただの音楽家」となってしまう。

「ボカロを使わない限り聞かない」わけではないが、積極的聞く理由自体人それぞれなのですし、特に技術部は最も積極的「ミクさんを使う」こととなってます。一般人なら「人」つまりPを追うだろうし、そういう雑誌(例えば「ボカロプラス」など)もあるだろうが、今までのJ-Pop音楽みたいな「今の旬の人」の売り方となりますね。

じゃあ商業路線を極めて行くと、最終的はメジャーデビューするしかないじゃないか。ボカロ界隈でよくある多様性自体は逆に邪魔となるはずです。つまりそういう多様性をフィーチャーする、学園祭みたいなこのイベントは面白く無い、というのはむしろ当たり前ではないでしょうかね、と勝手に想像してました。

でもボカコンもそもそも今回はあくまで00回で、路線は決まってないから、変わる可能性は大きいです。この常連から大きく広がるには大きいな変革も必要でしょうけど、サービスエリア2つ目からこの話題は中村屋さんのツイートで決定版とも言える返事が来ましたから沈静化。

「今回のボカコンが聞き専偏重で作り手不在という意見は至極真っ当、と言うか出てこない方がおかしい、というレベル。誰が見てもその通りだ。大体、参加者のリスト見れば分かるけど殆ど「仲間内」だしね。巨大オフと言う表現が一番正しい。
ただ、その点は何より実行委員が一番理解しているはず。

一方でその偏重を解消出来る実力が実行委員に有ったかと言えば、完全に無かった。限られた人的リソースでまず出来る事をやってみよう、というのが今回の目的でもある。実績も経験も無い烏合の衆がイベントの為にホテルを借りることだけでもえらく苦労していた。

だから『第1回』にはしなかった。『第00回』。始まってないし、始められない。道筋が見えなければ何も出来ないから、これからの為に先ず道を切り拓くこと、これが今回最大の目的。

誰も説明しないから、俺が説明するよ。」

ここまで吹っ切れたのも気持ち良いが、またまた続きます。

「今回のボカロ列車企画は、ハッキリ言ってボカロとは何の関係もない。「キックオフミーティングに俺が乱入した」「俺がやりたい、と言った」「近所に貸切列車を走らせるのに丁度良い路線があった」たったこれだけだ。でも実行した。全く必要ない企画に。

これは実行委員でない俺が勝手に思っていることだが『粗削りでも皆のやりたいことをやるのがこの界隈である』という認識を持っているメンバーがいる。ただ『場』を用意出来るかどうか、と言う問題がある。今回はその基礎作りである。完成形ではない。これからもっと良いイベントにする第0歩だ。

俺は一度、実行委員と訳有って大喧嘩している。その絡みで問題点を垣間見てるし、思いの強さも知っている。だから俺は持ち込み意味不明な今日の企画はガッチリやるぜ。ただそれだけのことさ。」

あえて言うと私と全く一緒です。もしミクさんが出ないと全くというつながりが見えないこのOculus Riftを持ち込みました。立場的は同じですから、支持するしかないですね。

半分くらいは上記の話題ですが、じゃあ他の半分はどっちでしょうか?

実はRazer Hydraの持ち込みが決めている時から、ニコ動に上げていた動画のように、手を動けるデモにする予定でしたが、この時点ではまだ未完成で、作者のGOROmanさんからDMを頂いたのは丁度途中で、やはりなんとかしてくれました。無論使うかどうかは会場の様子を見てからですが、ここでやっと下準備が全部揃えました。

余談。各サービスエリアで非常によい目印になったジャンボミクさん。
長距離バスに導入することをぜひご検討ください。




飛行機と同じくよくテーブルで彼女を座らせる。

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「ボカロ列車」は天竜二俣駅から掛川駅まで走る予定だった。天浜線を乗るという事前情報は入ってるせよ、予め作った記念チケットに見学コースまでも用意してくれて完全に予想以上のものでした。台灣におけるこれらの観光鉄道においては、大体事前予約してないから、ここまでのおもてなしは体験したことなかった。http://www.tenhama.co.jp/

機関車扇形車庫と転車台、運転区画(事務室、浴場、休憩所、高架貯水槽)など、登録有形文化財の条件は、「現役」であることは非常に大事である。





確かに見学コース自体時間制限があって見学できる時間は長くない(博物館となると5分前後、スケジュールのためバス遅延したら見学コース自体飛ばす予定だった)ですが見学できただけでもう大満足の私でした。列車の前にあったボカロ列車のロゴを見て更に驚きでした。まさかここまでやってもらえるんだと。(普通こういうのって怒られると思った)




「貸切 ボカロ列車」ですよ奥様!

カメラで好き勝手撮っていて、あとで見るとあら一日で4桁も撮りました。写真整理すると、小さい頃と現在の写真の取り方の激変が感慨深い。

フィルム時期は消耗材ですから枚数は制限されるのため、どうしても細かく調整してから写真を撮ることで、「一枚の写真で表現する」モノとなり、プロフェッショナルの場合で「カメラを武器とする」のはまさしくそれです。今となると、写真が重視されるその部分はかわらないですが、感光するのはCCDもしくはCMOSとなり、記憶メディアフラッシュメモリーになった分、携帯と一眼レフなど、複数のカメラを持ち歩くことで、電源を許す限り大量の写真をとって、あとから整理するスタイルとなりました。複数の写真で設定を手探るスタイルもここから。

ミクさん逆光です。

現在は整理さえも面倒と感じて、まずはEYE-FIを活用して、G+などのクラウドにアップロードして、日付とGPSタグ(あったら)でまとめる、更に最近は写真時間を感知して連写をGIF動画生成も出来ました。パノラマビューのためにとった連続写真も、動画生成するとあれこれでいいじゃん的なものもなりました。つまり、動画ではないけど「複数枚の写真で表現する」ことが前提になりつづある感じ。ただ出来上がったGIFは巨大ですからシェアするのも一苦労です。元々この機能は、更にユーザーをG+に取り込もうのために作っただろうし、G+以外にシェアするのは面倒。

そして丁度この変化期に生きていたから体感できるけど、私より小さい子は多分、フィルムカメラ触る機械も滅多にないだろう。おそらくこの時期は人類一番写真をとる時期だと言われますが、さらに行くとロボットが勝手にとるだから「人類がとる写真」の分は減るかも知れません。

ここまでは「ボカロと関係ない」と言われたらそこまでですが、逆に言うとここにいる人は「ボカロが無ければ出会えない、集まらない」だろうし、それだけでボカロと関係すると思います。そして言語と歌声合成が更に一般化すると、この希薄した関連性はさらに薄くなるだろう、それだけ世の中に浸透したとも言える。

彼女を連れ回して、とにかく同伴と出会って、広い世界を見せてあげると、これだけ歌わせるものも広がるだろうと思って。だって、「歌が好き」というのは、「歌で表現することがスキ」ですけど、「表現させるものがない」と、音楽単体では進化の袋小路に嵌った現代音楽のごとく、多くの人の心には響かれないですね。

集合写真ですよ。

同伴です(ギリッ


ボカロ列車の出し物の掛川茶。


掛川茶と海老いもの組み合わせは絶品。

約40分前後で掛川到着となります。
往路のバスに乗り替わり、次はつま恋に入る。